映画「コーダ あいのうた」

映画「コーダ あいのうた」

 

心が動かされました。

 

子供が親から独立する「親離れ」というテーマだけでなく、

親が子供から独立する「子離れ」も描かれている。

 

聾唖者の両親と兄を持つ女子高校生が、家族で唯一の健常者であるため、

家族の漁師の仕事の手伝いと通訳として、身を捧げていた。

 

合唱団に入ったことで、高校の音楽の教師から、歌唱力を認められて

バークレー音楽大学への進学を推薦される。

 

しかし、家族のことを考えれば、進学できないと、諦める。

 

兄は、家族の犠牲にならず音楽大学を進めるが、

両親は、通訳として家にいてほしいと、反対する。

 

そんな時に、合唱団の発表会に、家族が参加することになる。

声は聞こえないが、そこで歌う子供の表情や、周りの表情を見て、

両親や兄も感動する。

 

音楽大学の受験の当日、両親と兄が本人を会場に連れて行く。

その会場で、声が聞こえない家族に、手話で歌う。

 

その姿に感動して、涙がでました。

 

子供が「親離れ」する姿と、親が「子離れ」する姿が重なりました。

さらに、自分の子供との「親離れ」「子離れ」とが重なり、

さらに涙がでました。

 

是非、見て欲しい映画です。